会社に勤めてた時は「厚生年金」「社会保険」があったけど、無職になるとどうなるの?
無職になったら最初に何をするべきなのか全くわからない!最低限やるべきことを知りたい!
今回はこんな悩みを解消します。
『無職になったら、最初に何をするべきなのかわからない!』
会社を辞めて『無職になった方』がまず最初に陥る悩みですよね。
私も退職後、やむなく無職になりました。やるべきことを知らなかったので、当時はかなり不安でしたね。
本記事では『無職になったら必ず行うべき手続き』をわかりやすく解説します。
『無職になった時の社会保障』はあまり知られていません。
知られていないために、本来受けられるはずの社会保障を捨ててしまっては最悪ですよね。
あらかじめ知っておくだけでも、実際に無職になった時の安心感が段違い!
手続きそのものはどれも簡単なので、是非活用してくださいね。
今はまだ無職でなくても、いずれは…と考えている人にも見ていただきたいですね。
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無職になったら必ず行う手続き3つ
『無職になったら必ず行う手続き』は3つあります。
手続きを行う場所は主に「ハローワーク(公共職業安定所)」「お住まいの市区町村役所」です。
- 手続きの流れ
- 手続きの有効期限
- 所要時間の目安
- 必要な持ち物
4つのポイントで解説していきます。
あらかじめ理解していれば、簡単な手続きばかりだよ!
『無職になった時の社会保障』を知っておくことは、無職への不安や焦りを和らげる手段の一つです。
>>『無職への焦り・不安はこう付き合っていこう!30代女性が提案する『無職生活』の送り方』
失業手当を受給するために!失業の手続き(ハローワーク)
『失業手当』とは、退職など何らかの事情で「失業された方の休職期間中の生活安定」を目的とした社会保障。
正式な名称は「失業給付(基本手当)」で『雇用保険』の保障のひとつです。
会社で働いていると、毎月の給料から「雇用保険料」が天引きされていますが、こういった「無職になった時の生活保障」等に役立ちます。
『雇用保険』対象者はこんな方
- 正社員
- パート・アルバイト※
(※週20時間以上働く+継続31日以上雇用される見込みのある方)
万一条件を満たしているのに「雇用保険料」が引かれていない場合は…その会社はちょっと危険かもしれません。
Black Company…。
失業手当とはこんな保障!金額・受け取れる期間の目安も
それでは「失業手当」でどのぐらいの金額が受け取れるのか?
ハローワーク所定の計算式があり、前職時の給料を当てはめればだいたいの目安が見えてきます。
失業手当・受給金額の目安(日額ベース)
日額換算した前職時の給料※×ハローワーク所定の給付率(50~80%)
(※ボーナスを除いた、直近6ヶ月の給料合計÷180)
ハローワーク所定の給付率は人によって違います。
ちなみに私は「50%」でした。
「失業手当」を何日間受け取れるか?…の目安はこちらを確認してください。
0日~150日まで(働いていた期間※によって異なる)
(※雇用保険料が給料天引きされていた期間。その間転職していたら合算されます)
(※働いていた期間が1年未満だった場合は「0日」)
「失業手当」を受け取るためには、ハローワークで手続きを行う必要があります。
手続きを行ってから『実際に失業手当の給付が開始されるのがいつになるか』は退職した状況で変わってきます。
大きく分けるとこの2つ。
- 「会社都合退職」
- 「自己都合退職」
「会社都合退職」とはざっくり言うとこの事由です。
- 倒産などやむを得ない場合
- 解雇など
会社都合退職の場合
●「失業の手続き」後~7日の待期期間+『初回認定日』経過後に受給開始
※初回受給日までに最低1回「ハローワークでの転職活動実績」が必要
自己都合退職の場合
●「失業の手続き」後~7日の待期期間+『初回認定日』経過後・3ヶ月間の給付制限期間の経過後受給開始
※給付制限期間中に最低3回以上の「ハローワークでの転職活動実績」が必要
状況によって「失業手当」の金額や受給期間、受給開始日は全く違います。
失業の手続きを行うときに、ハローワーク職員の話をよく聴きしっかり確認しましょう!
ちなみに転職サイトや求人誌、新聞などの直応募や知人からの紹介での応募は「ハローワークでの転職活動実績」に含まれませんので要注意です。
ここまでが「失業手当」の簡単な説明です!
「失業手当」の注意点は「自己都合退職」だと『3ヶ月間は完全に無収入』になってしまうこと。
最低でも『3ヶ月間は働かなくても余裕で生活できるお金』を事前に用意しておいた方がより安心できます。
会社を辞めてしまう前に少しずつでも貯金をしておくのがベスト。
いつの間にかお金が貯まっている「天引き貯金」がおすすめ。詳細はこちらの記事にまとめています。
>>『いざという時のために!貯金をしよう30代元無職が具体的貯金法を提案します』
失業手続きの流れ
「失業の手続き」はお近くのハローワーク(公共職業安定所)で行います。
所要時間はおおよそ30分~90分程度。(混雑状況などで変動)
必要な持ち物はこの3点。
- 離職票・雇用保険被保険者証(※必須)
- マイナンバー通知カードorマイナンバーカード
- 通帳など口座情報がわかるもの・金融機関届出印
市区町村自治体によって多少違いはありますが、私が住んでいる地域ではこれらが必要でした。
準備が整ったら手続きを行います。流れは以下を参照してください。
- 1ハローワークにて「失業手続き」
※離職票・雇用保険被保険者証が届き次第すぐ行う!窓口の方に「失業手続き」をする旨伝える。
その際「退職日」を必ず伝えること。
- 2求職票・アンケート用紙に記入
窓口の方から「求職票」「アンケート用紙」を渡される。
必要事項を漏れなく記入すること。
- 3求職情報をハローワークに登録
記入した「求職票」をもとにハローワークに登録される。
ハローワーク経由で転職活動を行う時はこの情報を活用することに。
- 4「失業手当給付」手続きを行う
雇用保険専用窓口に移動。
受給される金額の目安、期間などはこのタイミングで確認。
- 5「初回認定日」まで待機する
7日間『働かずに※』待機。
※待機期間中に『本当に失業しているかどうか』の判断が下されるから。
※短期間のアルバイトであっても、働いた翌日から待期期間がリセットされるため「初回認定日」まではぐっと我慢。
「失業の手続き」はこれで完了です。
しかし「失業手当」を受け取る為には「説明会」「初回認定日」に参加が必須になります。
どちらもハローワークで行うため、うっかり別の予定を入れないように!
「説明会」で「失業手当」を受け取るために必要な書類が渡され、「初回認定日」に参加した後実際に受給されるようになります。
(※自己都合退職の場合は「初回認定日」以降3ヶ月間の制限期間あり)
参加を忘れてしまったら「失業手当」の受給日が遅れてしまいます。
本当に気を付けてください。
やむを得ない事情であったとしても、相手はお役所…例外は認められないみたいです…。
どうしても!
…という場合は事前に電話や訪問などで相談してくださいね。
ちなみに、雇用保険で受けられる保障は「失業手当」だけではありません。
転職活動の結果「再就職が決まった時」に受け取れる手当も存在します。
「再就職手当」といいますが、意外と知られていません。
あらかじめ確認しておくと「転職が思ったより早く成功できた」時にも嬉しくなれますよ!
詳細は以下の記事も確認してみてください。
国民健康保険と国民年金への切替手続き(市区町村役所)
会社に勤めているときは、健康保険と年金の保険料は毎月給料から天引きされていましたね。
退職した後は、給料から天引きされることはありません。
しかも自動的に切り替わらないので、自分で手続きを行う必要があります。
健康保険と年金の手続きは、直接お金に関わってくること。
忘れると「病院の支払いが全額自己負担」や「後で請求が来る」など不利益しかありません!
しっかり確認しましょうね。
退職したらすぐに!国民健康保険への切替え手続き
会社員の方は加入している「社会保険」
退職したら自動的に脱退扱いになります。
退職後ブランクもなく転職できれば、自動的に次の会社での社会保険に加入されるので手続きは要りません。
しかし、退職後一定期間無職の期間がある場合は自分で国民健康保険に切り替える必要があります。
「社会保険」と「国民健康保険」の大きな違いは…
- 保険料が給料天引き(会社と労働者で折半)か、自分で支払う(全額)かどうか
厳密に言うと保障内容も少し違いますが、ここでは割愛します。
手続きに必要な持ち物はこの3つ。
- 離職票
- マイナンバー通知カードorマイナンバーカード
- 身分証明書(運転免許証・パスポートなど)、印鑑
手続きは以下の流れで行います。
※新しい就職先が見つかったら「国民健康保険」→「再就職先の社会保険」に切り替える必要があるよ!
- 忘れてた
- 面倒だから
- そんなお金はない
そんな理由で手続きをしない、保険料を払わないのは絶対にNG。
万が一病院に行くことになった時は全額自己負担になりますし、市区町村役所から保険料支払いの督促、最悪の場合差し押さえになる可能性も!
切り替えを怠り、保険料を支払わないでいると大きな不利益を被ってしまいます!
どうしても保険料の払い込みが困難な場合は、保険料の減額・免除をしてくれる場合もあるので…まずは市区町村役所の窓口に相談してみましょう。
(※100%ではありません)
国民年金への切替手続き・支払いが困難な場合は免除もOK
正社員や長時間勤務のパート等は「厚生年金」に加入していて、保険料は給料天引きです。
会社を辞めて働いていない期間は「国民年金」に切り替えたうえで、自分で保険料を納付する必要があります。
手続きに必要な持ち物は以下4点。
- 離職票
- 年金手帳
- マイナンバー通知カードorマイナンバーカード
- 身分証明書(運転免許証・パスポートなど)、印鑑
手続きの流れは以下手順をご確認ください。
※減額・免除すればするほど将来受け取れる年金の金額が少なくなります。
そのため本当に余裕が無い場合のみにしておいた方が良いでしょう。
免除~減額をしてから10年以内であれば、保険料の追納が出来るので、再就職後お金に余裕が出来てから追納を行えればより良いですね!
国民年金は健康保険と違い再就職後の手続きは不要。
再就職先で厚生年金に加入されるので、自動的に切り替わります。
必要な書類(共通)は「離職票」 もらい忘れに要注意!
「失業の手続き」「国民健康保険への切り替え」「国民年金への切り替え」
これらすべての手続きに必要な書類はこちら。
- 離職票
離職票は退職した会社から送ってもらうか渡してもらう必要があります。
私の以前の職場でもそうでしたが、会社によっては自分で申請しないと貰うことができません。
多くの会社は、自分で会社に声掛けしなくてももらえるはずですが…。
実は退職した後のトラブルの原因になることも多かったりします。
私も例外なくトラブルに巻き込まれました…。
私と前の会社の『離職票』をめぐるトラブルをまとめた記事もあります。
退職時の書類トラブルはデメリットしかない!
「実録仕立て」になっているので暇つぶしのお供にもどうぞ。
>>『離職票がもらえない!退職書類をもらうためにした「たった一つのこと」【電話で催促】』
また『離職票』の確認以外にも「退職前にしておく準備」があります!
後腐れも損もなく会社を辞めるために…要チェックです。
>>『【後腐れも損もなく退職しよう】会社を辞める…その前に 考えるべき5つのポイント』
無職になったら!必要な手続きをしっかり確認して行動しよう!
最後まで読んでいただきありがとうございます!本記事で伝えたいことは以下6つでした。
無職生活、転職活動を安心して行えるために、行うべきことは迅速かつ着実に行いましょう!
心身共に静養したら、新しい環境づくりに向けて動き出せるように…したいですね。
必要な手続きが終わり、土台を固めたら…転職活動を始めましょう。
『実際に利用し内定をいただいた転職サービス』『転職エージェントの活用法』をまとめました。
無料で使える便利なサービスをフル活用し、理想の職場に出会えるように…ぜひご確認ください。
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