こんにちは。ゆうです。
新卒から30代中盤まで、約15年間ブラック企業を渡り歩いてしまいました…。
本記事は私が『退職代行サービスを実際に使った体験談』です。
【Check!】当ブログおすすめの退職代行|退職代行おすすめ5選
最初に結論から申し上げます。
誇張表現は一切していません!
本来は退職に関する手続きを自分で行うのはかなりしんどいです。
業務引継ぎの問題や、過剰な引き留めもあり最悪の場合辞めさせてもらえない。
…なんてこともあり、とにかく大変ですね。
民法627条1項でも『労働者の退職の自由』は定められているはずなのに、
いざ辞めようと思うと案外スムーズに辞められない現状…。
そんな悩める労働者の救世主ともいえる『退職代行サービス』
自分で全部やろうとすると面倒でしんどい退職関連の手続きを、あなたに代わって行ってくれます。
本記事は当ブログ著者の私が『法律事務所運営・弁護士が行う退職代行』を実際に使い、
ブラック企業を辞めるまでの流れをできるだけ詳しくお伝えします。
- 職場を今すぐ退職したい
- 退職代行のサービスを詳しく知りたい
- 退職代行に興味はあるが、金額で二の足を踏んでいる
- とにかく職場の人間が大嫌いで1秒たりとも関わらず退職したい
こんなあなたの役に立てる内容ですので、是非最後まで読んでみてください!
前の職場からの退職を決めた理由・きっかけ
本題に入る前に、当時の私の状況を簡単にお伝えします。
前の職場を辞めようと決めた理由・きっかけは大きく分けて3つありました。
端的に言えば「我慢の限界」を迎えたわけです。
現在(2023年11月)は前職場を退職して半年ほど経ってますが、
辞めたことに後悔は1ミリもしていません!
あまりにブラックな労働環境
正直、労働環境がブラックなのは退職理由としては十分過ぎると感じています。
ちなみに、私の前職場の労働環境をざっとまとめるとこんな感じ。
※身バレ・職場特定を避けるため一部フェイク入れています。
特に実働時間と見合わないみなし残業とスズメの涙程度のボーナスに
グループLINE強制加入がしんどかったな…。
他にもツッコミどころはありますが、
職場の環境がブラック過ぎたことは辞める決意を固める大きな理由でした。
パワハラ、モラハラの横行・見て見ぬふりの他社員
前職場ではハラスメントが当然のように横行しておりまして、
私もパワハラ・モラハラのターゲットにされました…。
詳細は割愛しますが、明らかに上司や他社員にきつく当たられていても誰からも助けてもらえない状況は思い出すと非常に辛いものがあります。
在職中はX(旧Twitter)に愚痴をこぼす程にしんどかったようです。
その通り。
— ゆう🍛普通に働け🐦 (@yublog_com_Y) April 5, 2023
おい聞いてるか、弊社さん。
チヤホヤせえとは誰も言わん。
せめてできたことはちゃんと認めろ、少なくて良いから定期的に労え感謝しろ。
いつまでも過去のミスをネチネチ引きずり、挙句の果てに皆が見てるグループラインで休日の深夜に非難してくる、そういうとこやぞマジ。 https://t.co/5xlvJ0FEcQ
今回の転職理由(面接では言わなかったガチのやつ)、まさにこれ。
— ゆう🍛普通に働け🐦 (@yublog_com_Y) June 2, 2023
👉上司に仕事ぶりを監視される(記録付けてるとすら言われたが事実は不明)
👉グループLINE・会議での公開処刑
👉見て見ぬふり・フォローゼロの他社員
👉みなし残業・サビ残・ボーナスク●…など悪条件
自助努力だけじゃどうにもならん😇 https://t.co/8qXcUZTay5
職場環境がブラックなことに加えハラスメントのターゲットになってしまったことで、
『一刻も早くこんな職場から去りたい』と考えるようになりました。
職場への強い不信感・嫌悪感
そんな感じで毎日のように上司から何かしらの嫌味を言われ、
仕事の遅い後輩社員からもあら探しからの鬼詰めの日々…
そして見て見ぬふりの周りの社員たち…。
更に誰も相談に乗ってくれず(話を聞くそぶりは見せるも、上司に丸ごとチクられました)
徐々に職場内で腫れ物扱いされるように。
前職場に対し非常に強い不信感と嫌悪感を持つと同時に、
『こんなクソ会社、転職先見つけ次第退職だ!』
『繁忙期なんだろうけど知るか!絶っっ対辞めてやる!!』
と、退職への強い意識を持つようになりました。
在職中に次の職場から内定をもらい転職準備を整えた上で、
退職代行でサクッと辞めてやろうと固く決意しました。
退職代行使ってみた・一連の流れ
お待たせしました。ここからが本題です。
まずはざっくり、時系列順にお伝えします。
- 4月8日都内の某法律事務所へ相談に行く
前職場に限界を感じ発狂寸前の私を見かねた夫、法律事務所への相談を提案。
「労働問題・退職関連に強い」法律事務所を探し、門を叩く。 - 4月上旬退職代行依頼を決意 → 契約へ
色々相談した結果、退職代行を依頼することに。
- ~4月27日まで転職活動しながら我慢の日々を過ごす
無事、次の転職先決定→自分の中での最終出社日も固まる。
澄ました顔で業務を続けるも内心めっちゃワクワクしていた。 - 4月28日前職場に弁護士からの内容証明郵便が届く
弁護士の受任通知・退職と有給消化の意思を伝える文書が職場に届く。
- 5月8日有給残日数の件で前職場から異議申し立てが来る
ここで『法的代理人』である弁護士の真価が発揮される。
ハウスルールを押し付ける前職場vs労働基準法で迎え撃つ弁護士。
結果は火を見るよりも明らかでした。 - ~退職日まで静寂の有給消化
職場の人と一切話すこと・会うことなく退職確定した私。
次の職場の入社日までの休暇をまったり過ごす。 - 6月3日離職票など退職関連の書類が届く
法律事務所へ相談に行ってからここまで、約1ヶ月。
前職場の人と一切関わらず・嫌な思いもあまりせずに退職完了。
改めてまとめると、結構色々なことがあったんですね。
それでも、当事者側からすると結構あっさりと進んでたよ。
大きく揉めることなく辞められたのは本当に助かった!
①法律事務所へ相談
2023年4月8日
夫がネット検索で見つけてくれた東京都23区内の某法律事務所へ相談に。
六法全書など法律関連の書籍がびっしり詰まった本棚・白を基調とした清潔感のある佇まいの応接間に通され圧倒される間もなく、担当弁護士との話が進んでいきました。
近日中に退職代行に関する契約書を送ってもらう約束をして、その日は終わりました。
余談ですが、この年の3月~4月頃は前職場のブラックぶり+職場の人間からの心無いハラスメントに完全に心がバッキバキ。
職場に行きたくなくて早朝6時から泣いて暴れて夫に迷惑かけたこともありました。
(その日は結局家から出られず、休みました)
いい歳(アラフォー)して何やってたんだ…。(汗)
でも、本当に色々と助けてもらって感謝してもしきれません。
あの時のゆうさんは、本当にヤバかったです。
だからもう限界だな…と思って弁護士探したんだよ。
とりあえずは一旦辞めてもらって、次の職場探した方が今後のためかなって思った。
この時点で気持ちはもう『こんなクソ職場さっさと辞めてやらあ!』になっていたので、
弁護士に相談する機会を作ってくれたのは本当に助かりましたね。
②契約書類提出・料金振り込み
4月11日頃
退職代行の契約書が届いたため、早速署名捺印の上返送。その数日後に料金振り込みも完了しました。
都内某所の法律事務所の退職代行費用は「77,000円(税込み)」
法律事務所運営の退職代行はやはり割高だと感じましたが、
万一何かがあった時にも対応してもらえる安心料だと考えたら納得のいく金額でした。
残った有給を消化+早く転職できればペイできる金額だとも感じたしね。
③最終出社日まで我慢の日々を過ごす
2023年3月~4月頃
この頃は前職場で働きながら転職活動も並行していたため忙しかったです。
ありがたいことに次の転職先から内定をいただきました!
そこの入社予定日に合わせて退職日と最終出社日を確定。
担当弁護士に退職予定日と最終出社日の件をメールで報告しました。
ちなみに、退職代行実行日に前職場の本社宛に「退職代理人の受任通知(=退職届とほぼ同じ機能)」が内容証明郵便で届くそうです。
この頃は仕事と転職活動と弁護士さんとのやり取りで忙しかったけど
「この辛い日々も最終出社日まで!あと少し!」と言い聞かせて乗り切ってました!
この頃は溜まっている業務を可能な限り片付けつつ、バレない範囲で同僚に業務を引継ぎながらXデー(最終出社日)を待っていました。
④退職代行・いざ決行!
4月28日
退職代行実行日です。
この日からもう前職場に行っていません。
上司や前職場の人間から矢のような連絡が来るだろうと見越していたため、以下の対策を行いました。
- 上司、管理職の携帯・前職場固定電話を着信拒否
- 前職場の社員全員のLINEブロック
- LINEそのものを通知OFF
- 実家の親に根回し
前職場から鬼電来るのが本当に怖かったんです…。
SNSブロックや着信拒否は法的に問題ないようでしたので、
精神衛生上のため防御に徹しました。
午前11時頃、担当弁護士から『本社オフィスに内容証明郵便が届いた』と報告がありました。
…が、実際は本社に誰もいなくて不在通知がポストに入っただけだったそうです。
どうやらその日は上司とマネージャー他管理職がお休みだったようで、
誰も受け取らなかったようです。
その日から5月2日に『前職場のグループLINEから追放された』以外、特に大きな動きもなく進んでいました。…が。
⑤職場から異議申し立てが来るw【当然突っぱねました!】
5月8日
ここから事態が大きく動き出しました!
前提として、私は前職場に「5月19日付の退職及び4月28日からの有給消化」を主張中です。
労働基準法的にはこの時点で全部で13日有給が残っているので、何らおかしなことはありません。
しかし、担当弁護士から『非常にきな臭いことが起きている模様』とメールが届きました。
以下が前職場からの主張。
- 4月28日は内容証明郵便を誰も見てないし受け取ってもいない=無断欠勤ですよね?
- 第一ゆうさんには有給7日しか残ってませんよ。何考えてるんですか?
- というわけで退職日は5月11日だから。会社書式の退職届送れよ!
…ははっ。
この時ばかりはスマホ片手に乾いた笑いを浮かべていました。
そこまで不安にならないで大丈夫です。
会社側からこの程度の反論はよくありますから。
とはいえこれらの主張は法律的には通りませんので、当職で対応しておきますね。
しかしそこは担当弁護士より「労働基準法ベースで返答した上で納得してもらう」と心強い言葉をいただき、対応していただくことに。
前職場側からは「時効で消滅した有給もあるので7日なんです!」と言い訳もあったようですが、
『直近で付与された有給もすぐ消えちゃうんですかーふーん?』な返しで渋々了承されたそうです。
このくだりを聞いたときは非常にスカッとしました。まさに、
元職場哀れwざまぁwwww
といったところでしょうか!
⑥静寂の有給消化期間
担当弁護士のGJ過ぎる対応により、私の希望が全て通った上で退職が決まりました。
要望通りの退職日が記載された退職届が送られてくるとのことなので、
受け取ったら署名捺印の上返送します。(保険証もこのタイミングで送ります)
これで本当におしまい。
後は次の職場への入社準備を進めつつ有給を消化するのみ。
とはいえ、不安要素がまだあった私。
「離職票・源泉徴収票を早く送るよう伝えてもらう」よう頼みました。
前々職場で『いつまでたっても離職票をもらえず、失業の手続きが遅れた』ことがあったため、過敏になっていたのは間違いなかったです。
>>離職票が届かない時の対処法と社長に催促した私の体験談【実話】
まして今回は弁護士に退職代行をお願いしている以上、後悔せず終わらせたかったですしね。
⑦離職票・源泉徴収票など自宅に届く【退職完了!】
6月3日
私の最後の念押しが功を奏したのか、弁護士からの圧力がそうさせたのかはわかりませんが…
5月19日の退職日から程なくして「離職票・源泉徴収票」など退職関連の書類が自宅に届きました。
これで晴れて、前職場との縁が切れました。
縁、切れたぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!11
都内某所の法律事務所に相談に行ってからここまで、約1ヶ月。
全て終わりました。お疲れ様です!!
なぜ『弁護士の退職代行』を選んだか
『退職代行サービス』は一般企業運営・労働組合運営・法律事務所運営の3種類あります。
それぞれに特徴や注意すべきポイントがありますが、本題から外れるので本記事では割愛します。
今回私が『弁護士の退職代行』=法律事務所運営の退職代行を選んだ理由はこの3つ。
次の職場も決まっているし絶対に失敗できない状況だったので
とにかくリスクは極限まで減らしたいと考えました!
実際に使ってわかった!『弁護士の退職代行』メリット・デメリット
私が実際に使ってみてわかった『弁護士の退職代行』のメリットとデメリットをお伝えします。
退職代行サービスを選ぶ際の参考にしてくだされば幸いです。
実行日以降は『何か起きない限り』連絡が来ない|デメリット
退職代行実行当日は、担当弁護士から『本社に内容証明が届きました』とメール報告があったきり連絡が来なかったです。
他の方が退職代行を実際に使った記事やSNSや体験動画などを見ると
「まめに状況報告をもらっていた」声が多く、評判とのギャップを感じたのは正直ありました…。
もちろん職場から返事が来たり『こちら側の対応が求められる状況』になった時は連絡あったので、完全に放置されているわけではありません。
気になることがあって質問メールを入れた時は
「その日のうち~翌日頃」には返ってきたよ!
弁護士は退職代行専門業者とは違い、数多くの案件を同時に進めているため連絡がまめでないのは仕方ないと感じました。
もし「連絡や進捗報告をまめに欲しい」と考えている方は、
退職代行専門業者かLINE連絡を行っている法律事務所に相談することをおすすめします。
>>【PR】LINEで24時間連絡OK!無料相談ありの退職代行|弁護士法人みやび
本当に一度も職場に関わらず退職できる|メリット
体験談パートでもお伝えしましたが、退職代行の実行日から退職日の約一か月間…
本当に、一度たりとも、職場の人に会っていませんし電話で話すこともありませんでした。
緊急連絡先の両親に電話がかかってくることもなかったそうです。
退職代行実行日の前日夜に、前職場関係者のLINE総ブロック+着信拒否※したのと
実家に根回ししておいたのも大きいとは思うけどね!
「弁護士の名前付きの内容証明郵便」が想像を超えた強制力を発揮していたようです。
『弁護士の退職代行』を使うと、本当に職場の人間に一切関わることなく退職できます!
職場からの異議申し立ても交渉してくれて助かる|メリット
前の職場からの異議申し立てがあった時も、労働基準法を盾に交渉してくれ
ほぼ100%私の希望する退職条件で進めてくれました。
一人で退職の手続きをすると、どうしても職場側に都合の良い条件で押し通されてしまいがち。
そんな時、弁護士が代わって交渉してくれるため非常に助かります。
『残った有給休暇の完全消化』『退職日を決める』『退職書類を遅滞なく送ってもらう』など…
弁護士が私に代わって前職場に交渉してくれたので、安心して退職できました!
一般企業運営の退職代行では職場側から異議申し立てがあってもその後の対応ができないため、
依頼人に代わって交渉ができる『弁護士の退職代行』は退職失敗の心配はありません。
「法的代理人」がいることへの強い安心感を得られる|メリット
「法的代理人になってくれる」ことへの強い安心感
=『弁護士の退職代行』の最大のメリットと言えます。
前述した通り有給消化の件や退職日の希望などを前職場に交渉してくれるのは助かりましたし
万一、前職場から「退職による損害賠償請求」で起訴されてもそのまま対応してくれます。
他にも、証拠をしっかり提出すれば未払い残業代の請求やハラスメント被害による慰謝料請求も可能。
「法的代理人」として弁護士がついてくれることへの安心感は、想像以上に強かったです。
『絶対に退職したい』『次が決まっているので失敗は絶対にできない』
『一回も職場の人と会わず・話さず退職したい』
そんな希望を持った方は弁護士の退職代行を利用した方が安心できますね。
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退職代行を使う前にするべき事前準備
「退職代行を使って職場を辞める前にしておくべき事前準備」はこの4つ。
ポイントは『退職後、職場に関わる機会を限りなくゼロに近づける』ことと、
『退職代行の実行日』まで絶対に職場の人にバレないよう振る舞うこと!!
私も実行前日までは、周りにバレないように「いつも通り」を貫きました。
『もうすぐクソ会社とお別れできる~!』と内心ワックワクでしたし、
退勤後に倉庫のゴミ箱にスリッパ叩き込んで去った時は爽快でしたね(笑)
余談ですが、状況的に可能であれば「退職前に転職先を見つけておくこと」を強く勧めます。
理由は言うまでもありません。お金を心配せずに心底スカッと辞められるからです。
『※約半年~1年以上無職でも生活できるほどの貯金がある』『家族・親族からの経済援助が期待できる』人以外は、退職前に転職先を決めておくべきだと個人的に思います。
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もちろん退職後でも転職活動はできますが、空白期間を作らず早めに動いておく必要があるためあまりゆっくりはできません。
せっかく退職したのだから、しばらくは休みたい!
…気持ちはよくわかります。わかりますが…。
ゆっくり休むのは『退職代行で勝ち取った有給の間』に留めておいて、
退職日以降は「新しい職場で心機一転」or「転職活動頑張る」メリハリは大事だな。
絶対に失敗せずに辞めたいなら、弁護士の退職代行を選ぼう【まとめ】
最後まで読んでくださってありがとうございました。
本記事では『弁護士の退職代行を実際に利用した私の体験談』をベースにいろいろとお伝えしたため、少々長くなってしまいました…。
特に伝えたいことはこちらです。
私の場合は、前職場が結構なブラックだったので
一般企業運営や労働組合運営だと失敗のリスクがぬぐえなかったから
費用は割高だけど、弁護士に頼んで正解だと感じました!
もちろん、状況によって全然違うので必ずしも弁護士に頼むのが正解ではありませんが
『法的代理人』がついてくれることへの心強さは確かにあります。
ブラックな職場環境に悩むあなたの『次の一歩を踏み出すため』に当記事が役立っていれば幸いです。
それでは今回はここまで。お疲れさまでした!
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