上司や先輩からあんまり話しかけてもらえません。
…それどころか、周りの視線が怖くて仕事がやりにくいです。
おかげでスムーズに終わらず毎日残業の日々…。
私、何か変なことしてしまったんでしょうか…?
あなたの知らない間に、職場で嫌われている・評価が低い…。
「言ってはいけない言葉」を使っているからかもしれません。
周りの視線や態度を不安に思う前に、振り返って考えてみませんか?
こんにちは。都内で事務職をしている30代のゆうと申します。
本記事は『部下・後輩が職場で言ってはいけない言葉』をテーマにお伝えします。
どんな職場であっても「部下の立場で言ってはいけない言葉」があります。
たとえ言った方が無意識であっても、言われた側は決して面白くありません。
最悪、仕事へのやる気や頑張りそのものを疑われてしまうことも…。
そんなつもりが全くなくても、上司側から一度疑いの目を向けられちゃうと
その後の改善がなかなか難しかったりするんだよね…。
本記事では『部下のあなたが職場で言ってはいけない言葉』を5つ。
「なぜ言ってはいけないのか」「言いたくなった時の対処法」も合わせてお伝えします。
知っておくことで、知らない間に周りから嫌われることを回避できるだけでなく
職場内で大切にされる可能性も高まります。
その結果、コミュニケーション・協力体制がスムーズになり仕事の質も高まるためぜひ読んでみてください。
上司・先輩が言ってはいけない言葉をまとめた記事はこちら。
>>『職場で言ってはいけない言葉5選・上司編|最悪の場合パワハラ』
【大前提】挨拶しない・無視・陰口・敬語を使わないのは絶対NG
大前提として、職場内で以下の行為はやるべきではありません。
- 無視する
- 陰口を叩く
- 挨拶をしない
- 敬語を使わない
- イライラをぶつける
なぜなら一緒に働く相手に失礼なのはもちろん
『仕事の姿勢そのもの』を疑われてもおかしくない言葉・態度だから。
部下・後輩の立場だから、ということじゃなく「社会人として」やるべきではないよね。
逆にあなたが職場の人から挨拶されなかったり、無視されたりため口で話されたらどう感じますか?
少なくとも『自分がされたら嫌なこと』を相手にするべきではありません。
見る人(例・上司)が見たら「勤務姿勢に問題あり」と評価されてしまう恐れもあります…。
一つでも身に覚えがある方は、今すぐやめましょう。
部下・後輩が注意すべき言葉【意外と使いがち】
部下・後輩の立場の方が使いがちですが、注意すべき言葉がこの5つ。
- なるほど
- 了解です
- すみません
- ご苦労様です
- 参考になりました
なぜなら、これらは全て『目上の方に使う言葉』としては不適切だからです。
同僚や後輩に使うのは問題ありませんが
上司・先輩に対して使う場合は適切な言葉に言い換えましょう。
【言い換えフレーズ】
『なるほど』→
「さようでございますか」「そうですね」など
『了解です』→
「かしこまりました」「承知いたしました」など
『すみません』→
「申し訳ございません」「恐れ入りますが」など
『ご苦労様です』→「お疲れ様です」
『※参考になりました』→『勉強になりました』
※『参考』は「自分の考えの足しにすること」なので、目上の方に対しては失礼にあたります。
相手の立ち位置に合わせて言葉を使い分けられる人は、職場内でも好意的に見られます。
仕事をよりスムーズに回していくためにも、言葉遣いも大切にしていきましょう。
職場で言ってはいけない言葉・5選
ここからが本題です。
職場で部下・後輩の方が言ってはいけない言葉はこの5つ。
①無理です・できません
忙しい時に上司や先輩から仕事を頼まれるときについ言いたくなりますが…言うべきではありません。
いやいや。
私はあなたにできる(できそう)な仕事しか頼んでないけど?
ピシャリと言われちゃうとさぁ…。
もうこの人に大事な仕事頼めないな…。
一度「仕事の意欲」「職場に貢献する気持ち」を疑われてしまったら、以降は仕事を頼まれることが減っていきます。
仕事を頼まれる機会が減る=仕事を覚える・役に立つチャンスを失う
こうなってしまうと職場内での評価がみるみる下がり、最終的には居場所がなくなることに…。
上司・先輩があなたに仕事を頼むのは『あなたに期待している』からだよ!
たとえ時間がかかり・周りに助けてもらったとしてもしっかり対応できれば
今後の仕事にも繋がっていきますね。
忙しい時に仕事を振られるとしんどいのも確かです…。
しかし、頭から否定の言葉をぶつけず冷静に事情を伝えれば評価は下がりません。
仕事の進め方の相談に乗ってくれたり…あなたにとってマイナスなことにはなりませんよ。
②必要性を感じません
たとえあなたから見て「本当にやるべきかわからない」「必要性に疑問がある」仕事を依頼されたとしても言うべきではありません。
へぇー。
あなたの立場でそれを言うんなら、この仕事以上に重要な仕事があるってことだよね?
ご高説、聴かせていただきたいなぁ…。
前提として、上司が依頼する仕事に「不要な仕事」はほぼありません。
『あなたから見て』必要性を感じられないことでも、職場の業務全体には関わってくること。
例えば、オフィスのトイレ掃除も『トイレを清潔に保つことで、すっきり気持ちを切り替えるため』に行うものですよね。
コピー機の紙を補充したりシュレッダーのゴミ袋を取り替えることも
業務進行には大切な作業の一つです。
どうしても『必要性を感じずモチベーションが保てない』ときでも…
まずは実際にやりながら「自分なりの改善策」を模索するつもりで取り組むと自然とやる気が戻るもの。
例えば作業の効率化を目指してみたり、今の仕事が「業務全体のどの部分に繋がってくるか」を考えるだけでもアイデアは浮かんできたりもします。
『より良い改善策』が見つかったら、職場で共有したり上司に報告できればもっと良いよ!
「常に改善していこうとする姿勢」を積極的に見せられれば
むしろ良い評価もされやすいですね。
実際にやってみる前から否定的な態度を示すのではなく、前向きに。
改善に向けて動いていければ、上司・先輩から嫌われることもなく頑張っていけますよ。
③忙しいんですけど
忙しく立て込んでいる時に突如仕事を振られる場面でつい言ってしまいがちですね。
忙しいのはあなただけじゃないんだけど…。
一人で勝手に忙しくしてるだけじゃないの?
もっと落ち着いてやればいいのに。
厳しい言い方になりますが、仕事を依頼する上司・先輩側にとって…
「部下が今忙しかろうが何だろうが」関係ありません。
一方的に『忙しい!』とだけ言われてしまうと「何で」「どんな状況で」忙しいのか…
全くわからないため、適切な対応ができず困ってしまいます。
むしろ「忙しいからこそ仕事を頼んでいる」のに
ピシャリと言われてしまうと気分はあまり良くないよね。
『忙しい→焦りや苛立ちからつい感情的に…』本当によくあることです。
だからこそ、積極的に休憩を挟みながら常に冷静に仕事にあたりましょう。
繰り返すようですが、忙しいのは皆同じです。
『忙しい!』と言ってしまう前に、自分の状況を説明・いつから対応できるかを伝えるだけで
「忙しそうだけど、前向きに取り組もうとしてくれている」ことは伝わります。
適切な息抜きとコミュニケーションを大切にできれば大丈夫ですよ。
④聞いてませんが
上司A:この間の件なんだけど、もう終わってるよね?
部下B:いや、聞いてませんが。
上司A:(えぇっ。何でよ…)
こんなシーンでよく言ってしまいがちですが、やはり言うべきではありません。
いや「聞いてない」ってだけ言われても…。
こっちからしたら聞いてないから何だって話だし。
あなたから確認しようとはしないわけ?
職場で複数の人とする仕事にはコミュニケーションが大切ですが、
業務上の申し送りでも100%伝わっていなかった…のは意外とあるあるだったりします。
確かに『聞いていないことは知りようがない』です。
しかし頭ごなしに言われてしまうと、上司側もどうするべきかわからなくなります…。
「聞いてない」ってだけ言われると、その後の言葉がネガティブなもの
(例・だからできない、わからないなど)だとどうしても思っちゃう。
あまり良い印象は持てないよね。
頭から否定的なことを言うのは良くないですが、わからない・聞いていないことは質問や確認をしっかりと。
「相手と自分のコミュニケーションギャップを埋める」イメージを常に持つようにすれば、
否定的な言葉は自然と出なくなります。
会話を通じて『わからないところを具体的に』伝えてくれれば
上司側もより適切な指示・アドバイスができるため助かりますね。
また、わかっていないことを「知ったかぶり」してやり過ごすのは絶対にNG。
相手が求めている答えや結果を出すことができず、最終的に信用を失ってしまうからです。
わからないことは素直に質問・確認してから動き出そう!
主体的にやっていく姿勢が相手に伝われば相手に嫌な顔はされないよ。
⑤辞めます
もはや「職場内では禁句」と決めておくべきレベルで言ってはいけないワード。
例え仕事中にどんなに理不尽で辛いことがあったとしても、です。
…そっかぁ。残念だけど、そんなにここでの仕事が嫌だったなら仕方ないか。
もうあなたに仕事は振れないね。
好きにしなよ、もう。
がっかりだわ。
職場の人が優しく「ちょっと待って」と引き留めてくれるのであればまだしも…
大半の職場では一度でも『辞める』と言ってしまったら最後です。
この先あなたの働きに期待してくれる人は誰もいなくなります。
以前の職場で一緒に働いていたパートさんで何かと「もう辞めます」って言ってくる人がいたんだけど、正直面倒だったー…。
どんなに気を遣っても、彼女的に気に食わないことがあるとすぐ「辞める」って言ってくるからどうして良いかわからなかったし。
『辞める』って単語を口癖のように使う人もいますが、周りからは嫌われていることがほとんど。
上司からの信用なんてほとんどありませんでしたね。
例え仕事が忙しくて大変だったり、理不尽なことがありしんどかったとしても…
本当に辞める覚悟がないままで『辞める』とは言わないほうが良いです。
『辞める』と職場に言うのは、あなた自身の覚悟が固まり転職先の目処がついてから!
ただ『辞める』と言った後は、引き留めがあったり引き継ぎなどで面倒にはなります…。
覚悟が固まったなら、何も言わずに退職代行でスパッと辞めてしまうのもありはありですよ。
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言ってはいけない言葉を言いたくなる職場にも問題が…
例えNGワードでも「つい言いたくなる・言わずにいられない」職場も確かにあります。
頭ではわかってるんだけど、気づいたときにはもう言っちゃってた!
「うわ上司顔超真っ赤!やば!」
…ってこともあるからね、十分に。
NGワードが飛び交う職場には3つ特徴があるので確認しておきましょう。
- 長時間労働・サービス残業が常態化
- 仕事内容に対して給料が少ない
- パワハラ・セクハラが横行
『ブラック企業』の特徴がそのまま当てはまりますね。
長く働かされ、給料も少ない上に不当な扱いを受けるのであれば…
言ってはいけない言葉がつい出るのもわからなくはありません。
ブラック企業からは今すぐ離れよ【転職情報収集から始めよう】
もしもあなたの職場がブラック企業だったら、退職してその場を離れるべきです。
なぜなら、この先働き続けても得られるものは無いから。
むしろ『嫌な言葉やが飛び交う職場で我慢し続けること』で心身が疲弊し
最悪職場に行けなくなるレベルで具合が悪くなる可能性も。
でもいきなり辞めて無職になってから転職活動はちょっと抵抗あるよね…。
そこでおすすめしたいのが『在職中に転職サイトやエージェントを利用しての情報収集』
いきなり退職~となると確かにハードル高いですが、在職中ならリスクも少なく自分にピッタリの職場探しができます。
悪い環境で無理し続けるよりも、良い環境で働くほうが仕事のクオリティも高まり
好評価につながるのは間違いありません。
転職エージェントも転職サイトも完全無料で使えるため、気軽に利用可能。
思いもよらないところから良い環境の職場に出会えることも十分にありますよ。
>>『【30代向け】転職エージェントのおすすめと使い倒す方法、徹底解説!』
気づかないところで評価を下げられないために…【まとめ】
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本記事で伝えたいことは以下でした。
忙しい・理不尽なことがあるなど…ネガティブになる要因は様々。
それでも「言われた相手がどう感じるか・自分が言われたらどう思うか」を大切に。
職場は人と人とのやり取りであることを念頭に置けば、自然と相手を思いやった対応ができるはず。
暖かいコミュニケーションを大切にしたいですね。
それでは本記事はここまで…。
と、言いたいところではありますが…もう少しだけお付き合いいただければ幸いです。
最後に弊社で実際に起きた、
『言ってはいけない言葉・良くない態度を連発、評価を地の底まで落とした話』をお伝えします。
いくら仕事ができても、一緒に働く人に敬意を払えない人は正当な評価をしてもらえないばかりか職場全体に悪影響を与えかねない…。
実例の一つとして共有させていただければと思います。
【P.S.】NGワード連発で自らの信頼を地におとした元同僚の話【実話】
これは弊社に以前勤めていた社員さんのエピソードです。仮称を『Xさん』とします。
彼女の仕事は「営業の方が提出した資料を基に見積書を作成→お取引先へ提出する」こと。
Xさんは仕事への責任感が非常に強く、正確で完璧な見積書を作ってくれると評判でした。
その反面、規律に非常に厳しい一面もありました。
『誤字脱字をひとつ見つけるだけで書類を営業に返す』ほどに…ね。
こだわりも強く、仕事を一人で抱え込みがちなところもしばしば…。
最初こそ上司や営業の方に丁寧に優しく接していましたが
疲労とイライラの蓄積もありだんだん言葉遣いや態度が雑になってきました。
このミス何回目ですか?いい加減にしてくださいよ。
Xさん
(営業主任に対して)
あんたふざけてるよね。責任者だと思えないんだけど。
皆さん同じような初歩的ミスが目立ちます。
もう誰も信用できません!
不備が多発すると仕事も思うように進まずイライラして疲れるのは確かですし、よくわかります。
しかし自分だけの都合をきつい言葉で押し付けるだけでは改善するどころか、場の雰囲気が悪くなる一方…。
流石に営業主任に対してまでタメ口と暴言吐くようになったのには閉口したよね。
実際、著者もちょっとしたコミュニケーションミスでひどいこと言われたこともあり
彼女のことはあまり好きではありませんでしたしね。
まぁ…それは…。うん。きつい言葉はよくない。
最終的には、彼女にきつい言葉・嫌味を言われて突っ返されるのを恐れ…
営業さんも期限ぎりぎりまで書類を提出しなくなりました。
とはいっても不備がなくなるわけではなし。
お取引先への提出が遅れるだけといった最悪の事態になりました…。
そんなこともあり、信頼されていた彼女は徐々に職場内での居場所を失い…
最後は会社そのものを信じられなくなり、自らで退職を選びました。
彼女の職場内グループLINEでの最後の挨拶が既読スルーされてたのには
「あぁ…」ってなったよね。
私はこの話から大切なことを1つ学びました。
自分のことしか考えず、相手の立場や状況を思いやることができない
=『言ってはいけない言葉を言ってしまう』
仕事の質が素晴らしくても、職場では言葉選びや態度だけで評価が落ちる可能性が十分にあります。
そのため、相手のことを考える余裕を持てるようになりたいですね。
自分のことだけでなく相手のことを考えられれば
自ずとNGワードは出てこなくなるよね。
職場は人と人とのコミュニケーションで成り立つ場所。
お互いが相手のことを思いやれれば自然と良い仕事ができるようになるので
言ってはいけない言葉も頭に留めつつ、目の前の仕事を全力で取り組めれば最高ですよね。
それでは今度こそここまで。お疲れさまでした!
コメント
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