無職になったら国民健康保険に切り替えたんだけど、転職したら手続きは必要なの?
無職生活でだいぶお金を使ってしまった。
転職もできたし、しばらくは無駄遣いしたくないな…。
こんな悩み・疑問を解決します。
再就職おめでとうございます!そして、転職活動お疲れさまでした。
こんにちは、ゆう(@yu_etpirica)です。
都内で事務職をやっている30代女で、今の職場に再就職する前は無職でした。
何とか無職からの転職活動に目処がつき、新しい職場に入社するまであと数日…。
しかしまだ気は抜けません。
無職になってからの転職活動は手続きや準備などで入社前後も忙しいからです。
その中でも『必ずやっておかないと100%損をしてしまうもの』があります。
●国民健康保険から社会保険への切り替え
(国民健康保険からの脱退手続き)
この手続きは「入社してからすぐにやっておくこと」なので忘れてしまいがちです!
新しい仕事を覚えたり、慣れない環境に戸惑ったりで…
しばらくは心身ともに余裕がなくなりますからね。
本記事では『国民健康保険から社会保険への切り替え手続き(国民健康保険からの脱退手続き)』にスポットを当てて解説します。
最後まで読んでいただくと、再就職後に損をしなくて良くなるだけでなく、新しい職場、仕事に集中することができて充実した日々を送れるようになりますよ!
再就職後は必須・国民健康保険の脱退手続き
無職からの転職では『国民健康保険から社会保険に切り替える』必要があります。
厳密に言うと『国民健康保険からの脱退』です。
無職になったときは「国民健康保険」に切り替えましたが、再就職後は新しい職場の「社会保険」に加入することになります。
このままでは「国民健康保険」と「社会保険」の二つに加入している状態なので「国民健康保険」の方を脱退するわけです。
各市区町村の役所で行います。切り替えのタイミングは『新しい職場から保険証を受け取った時点』
万一手続きを忘れてしまうと「国民健康保険」「社会保険」両方の保険料が発生してしまいます。
再就職後、実際に病院で使えるのは「社会保険」の方だけだよ!
しかし切り替え手続きをちゃんとやらないと「国民健康保険」の方からも保険料徴収されるんですね…。
保険料の二重払いは本当に損でしかありません。
再就職後でも気を抜かず、手続きはもれなく完了させましょう。
その他「無職からの転職、入社までに必要な手続きや準備など」は以下の記事に詳しくまとめました。
>>『【最初が肝心】内定したら!入社前にやること 3つ【無職からの転職】』
国民健康保険~社会保険への切り替え手続き【国保脱退】
『国民健康保険~社会保険への切り替え手続き』(国民健康保険からの脱退)の方法を解説します。
- 切り替えの流れ
- 切り替え時の注意点
- 切り替えに必要なもの
- やり忘れを防止する方法
- どうしても自分で切り替えができない場合
以上5つのポイントで見ていきましょう。
国民健康保険の脱退手続き・流れ
『国民健康保険~社会保険への切り替え手続き』の流れはこちら。
必要なものを揃えて市区町村役所に行けばOK!難しい手続きではありません。
手続きにかかる時間・受付日時
手続きにかかる時間は約10~15分程度。混雑状況によって違います。
また市区町村役所はどこの地域でも『平日の9時~17時まで』です。
再就職先が土日祝日休みだった場合、なかなか切り替えるタイミングが取れません。
市区町村によっては、土日祝日でも対応してくれる『駅前出張所』もあるよ!
お近くの市区町村役所によって状況は異なりますので、事前に確認しておくと良いですね。
手続きの期限は『社会保険加入~14日以内』
「国民健康保険」の脱退手続きはいつまでに行えば良いのか。
- 新しい職場の社会保険加入日(入社日)~14日以内(原則)
ただし14日以内に手続きができなかったからといっても特に罰則はありません。
罰則はないけど、入社したらさっさとやっておいた方が良いのは間違いないね!
後に延ばせば延ばすほど、二重払いのリスクが上がるし。
万一手続きが遅れてしまいそうなら、事前に市区町村役所に連絡しておくとなお良いですね!
保険料の『還付』『追徴』の案内
「保険料の還付・追徴」の案内…とは?
「国民健康保険」に加入していた期間と「社会保険」に加入したタイミングによっては、保険料の『還付』『追徴』のどちらかが起きる可能性があります。
- 払い過ぎた保険料が戻ってくる『還付』
- 切り替え時点で不足している保険料を支払う『追徴』
切り替え手続きの後に保険料の再計算があり『還付』か『追徴』か決まります。
既に支払った保険料の払い込み用紙・領収書は後日の案内が来るまで取っておくようにしましょう。
ちなみに私が手続きを行った時は
少しでしたが「払い過ぎていた保険料」が戻ってきました。
『追徴』など支払いが必要な場合は…
万一『追徴』となった場合は「払い込み用紙が届き次第」以下の機関で振り込みます。
- 銀行など金融機関
- コンビニ
- 郵便局
コンビニでも支払いは可能ですが現金決済のみでクレジットカードは使えません。
せっかくお金を払うんだから…とクレカポイントを貯めようとしていた方にとっては残念なお話です。
…正直私もめっちゃ残念に感じました。
「国民健康保険」の保険料に限った話ではありません。
「税金・保険料関係」はクレジットカードが使えないケースが多く、ポイントを貯めるには不向き。
お金をかけず、隙間時間でポイントを貯めることができる『ポイントサイト』も活用する方法も有効ですよ。
国民健康保険~社会保険・切り替え時に必要なもの
『国民健康保険~社会保険への切り替え手続き』に必要なものはこちらです。
特に『国民健康保険証』と『社会保険証』は無いと手続きができません。
忘れ物には注意しましょう。
国民健康保険~社会保険・切り替え時の注意点
『国民健康保険~社会保険への切り替え手続き』(国民健康保険の脱退)の注意点をまとめました。
- 社会保険に加入した時点で国民健康保険は使えない
- 切り替えのタイミングは『再就職後』なので忘れがち
- 切り替えた時期によっては、保険料の払い込みが必要なことも
特に注意して欲しいのは『手続きを忘れてしまいがち』なことです!
そこで「切り替え忘れを防ぐ方法」をお伝えします。
やり忘れを防止する方法【これなら絶対に忘れない】
『国民健康保険~社会保険への切り替え手続き』は再就職後・新しい職場の社会保険証を受け取ったタイミングで行うため、どうしても忘れてしまいがち。
そこで、切り替え手続きを絶対に忘れないための方法を3つ提案します。
- 手帳、カレンダーアプリで予定管理
- 友人や家族にも一緒に予定を覚えてもらう
- スマホの「アラーム機能」で指定した日時に音が鳴るようにする
自分で覚えておければ一番良いのですが、時間が経つとどうしても忘れてしまいます。
そんな時は手帳に書いたり(実際私もそうしました)
スマホの機能を活用したり、誰かを巻き込んで忘れないようにしちゃいましょう。
どうしても自分で切り替えができない場合は【郵送・代理人】
とはいえ、忙しくてどうしても自分で手続きに行けない場合も。
そんな時は「郵送手続き」「(条件あり)代理人による手続き」も活用しましょう。
郵送手続きも可能
郵送手続きの方法は『市区町村のホームページ』に書かれていますので、確認しておきましょう。
必要な書類を市区町村役所に郵送するのですが、書類の不備には本当に注意です。
不備が起きた場合は再度郵送をする必要があります。
そうなってしまうと切り替えのタイミングが後ろにずれますし、手続き遅れによる「国民健康保険の保険料支払い」が必要になってしまう恐れも。
郵送の場合は「書類不備」によりいっそう注意しましょう!
自分だけでは不安な場合は、友人や家族と一緒に確認するのもOKです。
※郵送手続きができるかどうかは各市区町村によって違います。
『同一世帯の人』であれば代理人の手続きも可能
代理人による手続きも可能ですが、条件があります。
- 「代理人」になれるのは『同一世帯の人』のみ
一人暮らしはもちろん、同居している場合でもそれぞれ別に「健康保険」に加入している人は代理人を立てることはできません。
条件が合っている人向けの手続き方法ですね。
上記にプラスして『国民健康保険からの脱退・必要なもの』を用意します。
無職からの転職は、手続きまで抜けなく完了させること:まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は『再就職後の国民健康保険→社会保険への切り替え手続き』がテーマでした。
- 切り替え手続きの流れ、必要なもの、期限など
- 切り替え手続きの注意点、もし自分でできない場合は…
意外と多いのが『国民健康保険と社会保険の保険料二重払い』。
『二重払い』は支払いの負担が大きく、生活に困ったり貯金ができなくなったりと…弊害しかありません。
再就職直後は忙しく、どうしても忘れやすいですが…手続きは抜かりなく!最後までしっかり終わらせましょう。
無職からの転職は、最初から最後まで手続きが多くて面倒だけど…
すっきり終わらせることができれば、安心して新しいスタートを切れるよ!
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