ゆうです。
今回は「保険の選び方」についての例題的な記事を書いていきたいと思います。
前回の記事『保険についての考え方』の補足的な記事です。
まずはこちらを読んでからこの記事を読み進めていただくとより分かりやすくなります(*^-^*)
『ほとんどの人には必要!元保険代理店営業が教える保険の考え方』でも触れましたが、
保険を考える上での大きなポイントは2つあります。
- 不安解消の手段としての保険
- 希望を実現するための手段としての保険
あなたにとって、保険とは「どういったことを行う手段」で考えていくのか。
それによって目的がまず二つに分かれます。
そこから更に深く掘り下げていくことが出来れば…
自分にとって(家族にとって)本当に必要な保険はどういうものなのかが見えてくるんです。
今回は2つのポイントのうち
『不安解消の手段としての保険』の考え方の具体例をお伝えしたいと思います!
『不安解消』のための保険の選び方 ケーススタディその1
では早速本題に入ります。これから先の人生設計を考えるにあたっての不安…例えば、「一家の大黒柱」が万が一亡くなってしまったら…、大きな病気やけがで一定期間入院をすることになってしまったら…。こんな感じです。
『生命保険』はそんな万が一に、保険金や給付金を受け取れるようにすることで備えることが出来ます!つまりは保険料を毎月(毎年)払うことでその先の安心を買っているようなイメージで考えていきましょう☆
ここからは『ほとんどの人には必要!元保険代理店営業が教える保険の考え方』 の中の
『不安解消の手段としての保険』の考え方を活用した具体例をお話しします!
自分の状況に近い方がいらっしゃったら是非参考にしてみてください!それではどうぞ☆
※具体例内に登場する人物、家族構成等は全てフィクションです。
case.1 結婚を機に…
新婚さんいらっしゃ~~い☆(
こういったケースの場合は『不安解消の手段としての考え方』をそのまま当てはめて考えていきます。
ただいきなり「どんなことが不安?」と訊いてもすぐにイメージ出来ないのがほとんどなので、
まずは少しかみ砕いて…この夫婦の目的を掘り下げていきます。
保険の目的を掘り下げる(Q&A方式)
「」内はご夫婦の考えを指しています。
親御さんからはなぜ勧められたのか?
「何かあった時に遺された家族が困らないように」
結婚した後は二人とも働き続けるのか?
「子供が出来たら奥さんは仕事を辞めて育児に専念すると思う」
「先のことはわからないけど、子供が大きくなったらまた働くかもしれない」
出産は近々考えているということ?
「30歳になるまでには産みたいって話はしている」
出産後は当分育児に専念する…その間にご主人様が万が一亡くなったらどう思う?
「とても困る」
どんなことが?
「生活費や子供の教育費」「子供が小さいうちは特に困る」
お子様が小さいうちに奥様が亡くなったらどう思う?
「とても困る」「育児と仕事の両立が出来るかどうかが不安」
二人が怪我や病気で入院したり働くことが出来なくなって収入が激減したら?
「とても困る」
ご主人様はどんな仕事?
「営業職。社用車で外回りに行くことが多い」
目的から見る、検討すべき保険
ここまで見て頂いた
- お子様が独立するまでの間の生活保障、教育費用確保のための保険
- 二人が病気や怪我で入院した時の入院費補填、生活保障などのための保険
- ご主人様が病気や怪我などで長い間働くことが出来なくなった時の生活保障のための保険(保険料の予算や考えによっては)
定期保険(収入保障保険、逓減定期保険など)
必要な保険金額で必要な期間だけ保険をかけるのに適した保険が『定期保険』です!
これは、お子様が誕生~独立するまでの間にご主人様に万が一があった時の保険です。遺された奥様が『死亡保険金』を受け取ることが出来ます。ご主人様亡き後はその保険金を活用することで以後の生活やお子様の教育が出来るというメリットのある保険ですね。
検討すべき理由は、『お子様が大きくなるまでの一定期間は生活費に教育費が上乗せされるためお金が多くかかる』からです。
では、保険金をいくら準備すれば良いのでしょうか?多すぎても少なすぎても良くないので、考え方の公式を書いていきます。
必要な死亡保険金の算出方法
【支出額目安】=年間生活費の目安(月生活費×12か月)×(お子様が独立する時の年齢ー出産する予定の年齢(生活費が必要な年数が出ます))+お子様の教育費目安(希望する進路によっては800万~2,000万程度と言われています)
【収入額目安】=ご主人様が亡くなった後に国から受け取ることが出来る『遺族年金』×(お子様が独立する時の年齢ー出産する予定の年齢)
遺族年金に関しては、年齢や月収、お子様の人数によって受け取れる金額が大きく違います。ねんきん定期便があれば簡単に受取額の目安が計算できます。
「ねんきん定期便」に書かれている『老齢厚生年金』と『加入月数』と家族構成を入れると遺族年金の受け取り目安(年額)がわかります。(外部リンク)
上記で出てきた【支出】と【収入】のバランスを見て、マイナスがあったらそのマイナス分が、『必要な保険金額』になります。この金額は人によって全然違うので、必ず一度は計算してみてくださいね。
計算が大変だな…という方は、ファイナンシャルプランナーに頼んで計算してもらったり、保険ショップでも行ってますので活用しても良いと思います。
医療保険
医療保険は、病気やけがで入院をした時、手術を受けた時など…入院治療に関する保険です。入院や手術をした方本人が給付金を受け取ることができます。
入院費用の補填や、入院で会社を求職している間の収入減の補填にも活用出来ますね。
以前の記事に医療保険の給付金額の考え方も書いていますので参考にしてみてください☆
就業不能保険
このケースで就業不能保険を挙げた理由は、ご主人様の仕事が「外回りが多い」「車での移動が多い」ところからです。
一般的なオフィスワークの方よりも交通事故などに遭う可能性が高く、怪我での入院や在宅療養のリスクも高くなるといえるからです。更に危険度が増すのは現場仕事の方などですね。
幸い命に別状が無かったとしても、働くことが出来ない期間が長く続いてしまった時のための生活保障があればより良い…ということでリストアップしてみました。
※優先順位としては定期保険>医療保険>就業不能保険なので、保険料の予算内に収められたら検討してみてはいかがでしょうか。
検討する保険の方向性が決まったら
ここまでで、この夫婦がどんな保険に検討すれば『不安解消』が出来るか、おわかりいただけたかと思います。
方向性が決まり、実際加入する段階まで来たら…必ず複数比較を行ってください。
何故なら、同じ形の保険であっても、保険会社によって保険料や、受け取れる条件などが違いますので、納得のいく保険を選んだ方が間違いありません。
複数比較のメリットについての詳細は以下の記事に書いています!
『不安解消』のための保険の選び方 まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます!
『生命保険』を効果的に活用する、その為の具体的な考え方について書かせていただきました。
人の命や尊厳はお金で買えるものでは決してありませんが、その時にまとまったお金が手元にあるかないかで遺族の生活立て直しや入院中や療養中の生活立て直しのスピードや安心感が大きく違います。
その人その人に必要な形や適正な金額を準備することは、この先の人生を生きるにあたっての『不安解消』…自分らしく生きることへの助けになると考えています☆
コメント