こんにちは。ゆうです!
今回はタイトルにもある『保険ショップ=来店型保険代理店』をお客様が効果的に活用する方法を、元保険ショップ店員の私が教えます!
知っているだけで「保険ショップで損をしてしまう可能性」を劇的に下げることが出来ます。
- 保険ショップで相談をして保険に入りたいと考えている方
- 保険の見直しをしたいんだけど、保険ショップは何だか不安…な方
- 高い買い物だから自分がしっかり納得できる保険に入りたい方
には特に役に立てる内容になっております!
賛否両論、気になることもそこそこにある保険ショップですが
『複数の保険会社の保険商品を比較して検討できる』
のはかなりのメリットなので是非活用したいですよね。
『保険ショップに行こう!』…その前に理解しておいた方が良いこと
保険ショップ=来店型保険代理店は大前提として、
『営業職員やショップの都合や収益を重視した提案ではなく、お客様の要望に合わせた提案をする』業態です。
…が、実はこの来店型保険代理店には裏の側面もあります。
私が以前書いた記事に
『無料(タダ)より高いものはない?来店型保険代理店の真実教えます』
があります。
元・保険代理店営業職員が「来店型保険ショップの裏の側面」を詳しく書いています。
見る人によってはビックリするかもしれません。
「そろそろ保険に入ろうかな」「今入っている保険の見直しをしようかな」
…といった理由で保険ショップの扉を叩く前に一度目を通してみてください。
とてもざっくり言うと、
保険ショップでお客様の目の前に座っている「保険の相談役」はそれぞれが
『代理店の販売予算』
『割り振られた実質的個人ノルマ』
『お客様から契約をいただかなければならないプレッシャー』
『自分や家族の生活』
その他諸々…を背負った「営業」職員であるということを忘れてはいけない。
ということです。
来店型保険代理店の収益化の仕組み的にお客様から一つでも多くの契約をいただかないことにはお話にならないので、仕方ないことでもあるんですが…。
『無料(タダ)より高いものはない?来店型保険代理店の真実教えます』
でも注釈しましたが、全ての保険ショップの営業職員さんがそうではありません。勿論、自分の仕事に強い使命感を持ってお客様に向き合う素晴らしい営業職員さんもたくさんいらっしゃいます。
私が問題視しているのは、そんな素晴らしい方の陰で
『自分の収益を最優先』してお客様を蔑ろにしている営業職員
も間違いなく居るということです!
もしお客様が保険ショップに行ったときに前者のような方が担当につけば良いのですが、もしも後者が担当になってしまったら…
『お客様が気づかないまま、営業職員に都合の良い保険プランで契約してしまい損をしてしまう』
…なんていうことも起こりえてしまいます。
保険ショップに行くときにお客様が持っておくべき『大前提』としては
- ショップで対応してくれる営業職員は「お客様の保険の相談役」ではなく「保険を販売する責務を背負った営業員」であるということ
- 来店した時に決まる「担当者」がお客様にとって良い担当者か悪い担当者かは誰にも分らない
実は危険!!保険について何もわからない状態からお店に行くと…
私が保険ショップ店員として働いていた時に強く感じていたのは、
『お客様自身が自分の目的や希望も分かっていない状況から来店されるのはちょっと危険』
ということでした。
保険ショップって、保険についてわからないお客様が多く来るようなイメージなのに『わからない状況から来店する』のは何で危険なの?
『わからない状況』からスタートしてしまうと、もしも収益第一の良くない担当者に当たってしまったとしても「わからない」からです。
保険ショップに来店する多くのお客様は
「何故保険を見直すのか」「何故保険に入るのか」「どんな保険に入りたいのか」「保険を見直す、加入することで最終的にどうなりたいのか」そこの部分から???
な状態から来店しています。
自分でもわかっていない状態からのスタートなんですね。
そこで先ほど触れた「お客様第一の良い担当者」と「自分の収益第一の悪い担当者」の話になるのですが…
良い担当者の場合は、そんなお客様に
『自分にとってどんな保険が必要で何のために加入して、万が一があった時にどうなりたいのか』
気づいて貰えるように懇切丁寧に『保険とは』『保障とは』といった基本的なお話をしたうえで、
『どんな時に不安になるのか』『その不安に保険でどう解決したいのか』『保険料の予算』
…などを積極的にお客様に質問をして、お客様にとってどんな保険が合っているのかを考えるためにヒアリングを重点的に行います。
それに対して悪い担当者の場合は…
お客様にヒアリングや質問を重点的に行わなかったり、不安を煽る話題を意識的に多く話すことが多いです。
不安を煽るだけ煽って「こんな時この保険があった方が良いですよ」「多くのお客様が老後資金を保険で準備していますのでお客様も是非」…な話法で出来る限り多くの保険に入ってもらえるような話をすることが多いです。
手数料率が比較的高い貯蓄性保険への誘導も忘れません。
「わからない状態」からのスタートだと、
目の前の担当者が『良い担当者』なのか『悪い担当者』なのかの判断も出来ないんですね。
…以前勤めていた保険代理店の優績者はやっぱり後者で、
タチの悪いことに「お客様の話をしっかり聞いているフリをするのがとても上手く、自分の都合の良い流れに持ち込むのがかなり得意な人」でした。
…それは本当に怖いですね。
※私が以前勤めていた保険代理店でのお話です。全ての方がそういうわけではありません。重ねて注釈します。
保険について何もわからない状態からお店に行く、担当者に教えてもらえばいいや♪な感じでお店に行くと危険です。
…今のお話で一番伝えたいことです。
「ひと手間」が大事!保険ショップに行く前にお客様がすべき『事前準備』
「わからない状態」からお店に行くのが危ないことはわかったけど、じゃあどうすれば良いの?
事前準備を行います!準備方法としては2つあります!
ブログの中で何度か『自分軸で考えること』『目的をしっかり考えること』の大切さについて書いてますが、特に保険に関しては自分軸で考えることは非常~に大切です。
「何のために保険に入るのか」「どんな保険が欲しいのか」「保険に入ったことでどんな風になることを期待しているのか」
…自問自答をしっかり行ってくださいね。
ご家族と話し合うべき理由としては、特に生命保険は長い間入るもので「大きなお買い物」だからですね。
ここで話しておくことでいざ万が一があった時にも安心できるというメリットもあります。
保険会社の営業をやっている方をNGとした理由は…言わずもがなですね。
「保険ショップを活用するために行っている」目的から大きくそれてしまうからです。
お金や保険に詳しい人に
『~~な時に保険金をもらえる保険ってどんな保険?』
『自分が亡くなった時や病気になった時に助けてくれる保険に入りたいんだけど、詳しく教えてくれる?』
な相談をすることで、具体的にこういう保険に入れば良い、保険料の予算なども決めることが出来ます。
例えば『病気になった時に助けてくれるのは医療保険』『がんになった時はがん保険』…『一か月で1万円までの保険料で考えたい』…みたいな感じですね。
自分の周りにそんな人いない!…という方は、ファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
※この場合のファイナンシャルプランナーは特定の保険会社と提携を結んでいない「中立的な立場で相談を行っている」「相談業を主として行っている」方を指します。
以上が保険ショップに行くまでの『ひと手間』です!この段階で、
保険加入や見直しの目的
目的をかなえるための具体的な保険種類、保険料の予算など
しっかりとイメージ出来ている状態になっていれば準備OKです♪
いざ!保険ショップへ!自分の目的や入りたい保険など、具体的に要望しましょう!
ここまで準備が整ったら保険ショップに行って以下の手順を行ってみてください。
- 自分の目的や希望、要望をはっきり伝える
- 具体的な保険種類を指定する
- 保険料予算(目安・概算でOK)も指定する
- その上で営業職員の方に「目的、種類、予算に合った保険プラン」を探してもらう
- 保険プランの見積もりを複数(3~6つ程度、自分が迷い過ぎない程度の数でOK)出してもらい必ず持ち帰る
その際の注意点が3つあります。
1つ目は『営業職員から少しでも渋られたり、別の話題を出してこようとされたり、自分の目的や希望を否定された場合』です。
前述した自分の収益重視な悪い担当者の場合こんなことが起きる場合もあります。担当者からしたら
自分のペースにお客様を乗せたいので、面談の主導権をお客様が握っている状態では困るからです。
もしもそんなケースに遭遇したらすぐに担当者を変えてもらうよう店側に要望するか、お店そのものを変えてください。
個人的には、そんな担当者に当たったらお店にクレームをつけても良いぐらいだと思っています…。
2つ目の注意点は『見積もりを複数出してもらったら、必ず一度持ち帰ること』です。
お店で営業職員から複数プランを出してもらって色々と見ていると、迷ってしまい結局どれが良いのか判断に困ってしまうケースもあります。
そんな状況で無理に決めてしまうとあまり良くないんです。
一度いただいたプランを持ち帰って、落ち着いてからもう一度ゆっくり見直して決めましょう。
どうしても判断に困る場合は、お金や保険に詳しい友人知人かファイナンシャルプランナーに相談して一緒に判断してもらっても良いです。
とにかく冷静な状態で自分の納得のいく保険プランを選べるようにしたいですね。
3つ目の注意点は『営業職員に契約を急かされても絶対に合わせないこと』です。
そもそも保険ショップはお客様が自分の目的や希望にあった保険を「自分のペースで」選び契約するためのものなのに、
何で営業職員が契約を急かす必要があるのでしょうか?
お客様のお誕生日が近く、年齢が1つ上がることで保険料が上がってしまう…等といった
事情が特に無いのに急かしてくる場合は…かなりの確率で「自分の数字の為に急かしている」だけです。
合わせる必要はないですね。
………。
顔色悪いですけど、どうしましたか?
書いているうちに昔を思い出して複雑な気持ちになってたんだ。
…私も、数字を出すためにお客様には色々ご迷惑おかけしてたなーってさ
保険代理店を退職した今、保険に関するブログを書いているのは罪滅ぼしの意味もちょっとあったり、なんてさ。
ここで伝えたいことは、
『どんな営業職員が担当者になったとしても、自分で決めた目的や希望を軸として持って臨めば大丈夫です』
『プランを複数出してもらったら、一度持ち帰ってじっくり冷静に決めていきましょう』
です!自分の目的に合った保険がしっかり見つかることを心より祈っています。
保険ショップの効果的な使い方を元保険ショップ店員が教えます まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございました!
保険ショップの発展によりお客様にとって保険がより身近な存在になりましたし、自分で保険を選ぶことが出来る安心感はとても大きいですよね。
だからこそ、自分の目的や希望をかなえられる保険、自分にとって納得のいく保険を選ぶことが出来る方法を知っておくことで、
もしも『自分の収益重視』の悪い担当者に当たったとしても大丈夫になります!
ちょっと手間はかかりますが、将来の自分への納得、安心を考えればやって損はない方法だと思いますので、是非取り入れてみてくださいね!
ゆうでした!
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