こんにちは。ブラック企業で心身消耗歴15年・筋金入りのブラックサバイバー!
…兼アラフォー会社員のゆうと申します。
我ながらひどい自己紹介だと感じますが、全て事実なんですよね…これ。
あなたの職場には「謎のルール・慣習」はありますか?
例えば「始業時間までに事務所や廊下、トイレに至るまで清掃するルール」や「朝礼でスピーチ強制」「謎過ぎる体操」「わけわからんダンスをTikT〇kにアップ」等…。
〇ほんの一例をご紹介(YouTube動画)
【豊田商事の朝礼】
【コッカラス!】オープンハウスの朝礼
【ブラック企業】ベンチャー企業のTikTokがガチで痛い・・・・・・・・・
前職になりますが
— J_A_X (@junji_and_x) November 16, 2023
週明け初日の出勤日は必ず
8:45から15分間
社内清掃がありました。
自ら率先して清掃に
参加していたパート社員が
居たんですが、それを目にした
クソ社員から
「パートさんにやらせるなんて
あり得ないよね?」と、
怒られました。
そもそもこの習慣があり得ない事に
気付けよw
相互フォロワーのJ_A_X氏からコメントいただきました。ありがとうございます!
業務開始前(無給)の清掃ってやっぱりあるあるなんですね…。
ブラック企業であればあるほど、よくわからないルールを強制する傾向にあります。
当記事では『私が勤めていたブラック企業の謎ルール・風習』をまとめました。
身バレ・職場バレ防止のため少々フェイク混ぜてますが、99.99%実体験ベースです!
『ブラック企業の謎ルール・慣習をライブ感たっぷりで見てみたい』
『求人票・口コミ・面接「以外」のブラック企業見極め材料が欲しい』
特にこんな方の役に立てる内容になってますので、是非最後まで読んでみてください!
職場の謎過ぎたルール・慣習まとめてみた【99.99%実体験】
早速本題に入ります。
私が以前の職場で体験した『職場の謎過ぎたルール』はこの6つ。
ネタじゃなくて全部事実なんだよこれ…。
ネタであって欲しいと何度願ったか。
①始業開始までの清掃・朝礼はもはやお約束
一つ目はブラック企業のお約束とも言える謎ルール『始業開始までの清掃・朝礼』
始業開始前に、朝礼と職場の掃除を終わらせておくといった暗黙ルールですね。
勤務シフトとは一体…?と根底から考えさせられるお話ですね。
私が新卒で入社した職場での出来事。
都内に本社がある食品スーパーでしたが、私がいた当時は
「労働基準法?何それおいしいの?」レベルのブラック環境でした。
当時の勤務シフトは8時~17時でしたが、正社員は一時間以上早く職場に到着するのが当たり前。
一番ヤバい時で朝5時半に家を出ていましたね。
パートさんが出社した際にすぐ業務開始できるように掃除など準備をしておく+朝礼。
もちろんタイムカードはシフト通りに打刻するよう指示されていました。
偉い人の考え的に、業務=売上・利益を生み出す直接的な作業に限る。
それ以外は認めないので業務時間外でやれ!…だそうで。
業務前の掃除と朝礼他作業は数字に直接関わってこないから
びた一文出しませんって感じだったね。
清掃にせよ朝礼にせよ、最終的には数字に結びつくこと=給与発生するべき業務なのでは。
と、思うのは私だけでしょうか
②残業・早出は全て自己啓発!申請は絶対すんなよ?
二つ目は『残業・早出はあくまで社員の自己啓発。申請は禁止!』
これも新卒入社した某食品スーパーでの出来事です。
忘れもしない、店舗に配属されてから3日も経たないある日…
シフト上の定時は17時でしたが、実際に終わったのは19時半。2時間半の残業ですね。
タイムカードを切ろうとしたら、店長に止められました。
以下店長とのやり取り。
〇〇(私の苗字)、今日は何時までの予定だったんだ?
すみません。17時まででしたが今日はこの時間になりました。
このままだと残業になるから困るんだよな。
今日はカード切らずこのまま帰れ。
(????)
明日からは退勤切らないでいいからな。こっちで調整しておく。
間違っても、二度と残業なんてするなよ?
俺が役員に目ぇつけられたら困るんだからな。
……。
(色々と察した)
翌日以降、私は出勤の打刻(シフトの時間に合わせる)のみさせられました。
給与明細を確認したら「残業はしていない」ことになっていたようですが、
実際は早出も含めて一ヶ月で約90時間ほど超過勤務していました。
紛うことなき勤務時間改ざん。
後で先輩から聞いた話では『早出も残業もあくまで社員が自発的にやっているので、残業代は要りません』的な暗黙の了解がまかり通っているとのこと。
「早出・残業を『社員の自己啓発』とさせる」ことでサービス残業を強要していたわけですね。
こうして私は新卒入社から約7年。前職場に労基が入り未払い残業代の支払い命令がおりるまでは毎月約90時間のサービス残業を強いられていました。過労死ラインギリギリ。
新卒から10年。よく辞めずに耐えたな…と自分でも驚かずにいられませんでした。
③無給の休日出勤による他店舗応援はお涙頂戴の美談
三つ目は『無給の休日出勤による他店舗応援はお涙頂戴の美談』
これも新卒入社した食品スーパーでの話です。
(やはりゆうさんの最初の職場って…ものすごいブラックだったのでは…)
(しーっ!…まぁ、当時は色々ヤバかったのは事実だけどね)
結論から申します。私の最初の職場は…
『休日出勤・サービス残業を美徳とし、全ての社員に無言で強要する』
どこに出しても特大赤っ恥なブラック企業でした。
入社して半年ぐらいのある日、休憩中に社内報を眺めているとこんな記事が目に入りました。
『心温まる良い話!●●店のOBが後輩のお手伝い♪受け継がれる絆がここに…☆彡』
- ●●店惣菜部門主任になったばかりの2年目社員△△さんに大きな試練。
- 大口の注文対応※に頭を悩ませるも救いの手が差し伸べられる。
- ●●店OB社員の□□さんが『公休日を使って』△△さんと惣菜部門を応援に来てくれた!
- 朝6時から来てくれた□□さんの助けで無事に大口案件を対応した△△さん、
彼の背中を見て成長を誓う。 - (記者コメント)
読んでくれた方も是非『誰かのために力を振るえる暖かい先輩』になって欲しい。
( ゚д゚)…。
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)…!?
繰り返すようですが、これ社内報の記事です。違和感ありますよね?
入社半年にして洗脳されかかってた当時の私は「わぁ〜素敵な先輩♪私も頑張らなきゃ☆」などと寝ぼけた感想を抱いていましたが、どう考えてもおかしい。(断言)
後輩のピンチに先輩が手を差し伸べることは、悪いことではありません。決して。
ですがサービス残業や公休を犠牲にしてまですべきことではないでしょうし、
本来ならまずは直属の上司に相談した上で
『他店舗になるべく迷惑をかけず・できる限り業務時間内※に完了できるよう』手を尽くすべき。
(※状況的に難しい場合は適切に残業すれば問題なし)
万が一、先輩側で「休日出勤してでも手伝いたい!」と申し出があったとしても
断るのが業務としては正しいです。
まぁだいたいは対応する店舗か本部が他店舗に
「休みを使って応援に来い」って呼びつけてたんだけどね。
それで私も何度休みを潰されたことか…。
ちなみにサービス残業・休日出勤の美談として描かれていた△△さんも□□さんは既に退職済み。
つまりはそういうことなんですよ。
人の良心に乗っかって労働力を搾取するのは決して美徳・美談ではありません!(断言)
④事務の使う道具や消耗品は完全自腹
ここから舞台が変わりまして、転職2回目の職場での出来事。
最初の職場が「残業代未払い・労働力の搾取」が中心だったけど、
この職場は「零細企業の悪いところが凝縮されたブラック企業」って印象が強かったな。
一口にブラックといっても会社の数だけ種類があるんだと戦慄したのはここだけの話。
>>『退職代行サービス』を使ってストレスフリーで辞めてみた【体験談】
前置きはこの辺にして、本題に入ります。
4つ目は『事務が使う道具や消耗品は社員の完全自腹』です。
ゆうさん!来週からで大丈夫ですが、このメモに書かれたものを用意しておいて下さい。
入社して2日ほど経ったある日の退勤時、先輩から渡されたメモにはこう書かれていました。
- ボールペン、シャーペン
- 赤ペン、青ペン
- 蛍光マーカー(2色以上あるとなお良)
- 付箋(大きさは3種類ほど)
- マニュアルを保管するバインダー
- メモ帳
- 黒の油性マジック
- ハサミかカッター
- ホチキス
- 修正テープ
- のり
週末に文房具屋へ行き全て揃えて業務に臨みました。
ちなみに経費申請は通らないのでしないでくれとのこと。
「この職場は皆こんな感じで自前で道具とか用意してるのね」と、この時は信じていました。
しかしある現場を目撃して以降この職場に疑念を抱くように…。
ある日、現場主任が経理に「現場用のボールペンや付箋、修正テープ」を経費申請していました。
別のある日は営業の方が、ボールペンなど消耗品を当然のように経費申請。
あれ??なんか変だぞ…。
違和感を覚えるのも無理ありません。
営業・現場の社員は職場で使う道具類を経費で落とせるのに、
私たち事務方は全員自腹を切らされているわけですから。
もしかしたら実は経費申請できるのを私が知らないだけかもしれないと思い、
他の先輩社員にきいたところやはり自腹切って買っているそう。それどころか、
机に出しておくと休みの間に現場の奴に盗まれるよ。
鍵付き引き出しにしまっておきな!
ですって。
うはwww何だそのwwwwww修羅場www
つか、あなた達は会社で買ってもらえるのに何でわざわざ事務のを盗るんだかwwwwww
と、草でも生やさないとやってられないヤバさを感じましたね。
ちなみにそんな世紀末感あふれる限界集落…もとい前職場の社長、口では
『うちは他所と違って事務を見下した扱いはしない。正当に評価するし対価も払う』
…とか抜かしていますが、実態はこれ。
「生産性のない業務の奴らに払う経費など無い」と暗に言っているのと同じであり、
会社全体で事務をバカにしているとしか思えない有り様です。
社員の良心に付け込んでひたすらに搾取する。
ただの労働力搾取とは違う方向性できつい話でした。
⑤社員旅行の行き先は完全に社長の趣味
5つ目は『社員旅行の行き先は社長の趣味100%』
前述した2回目の転職先の話です。
この職場はいわゆる零細企業(社員数30人未満)で、とにかく社長の意見が全て。
それこそ「黒いカラスでも社長が『白い』と言えば白くなってしまう」レベルでした。
なもんで、社員旅行は100%社長の趣味で社員の意見は全く採用されません。
ちなみに私が入社した年の旅行はグアムで翌年は沖縄でしたが、もちろん社長の独断。
旅費・ホテル代・全員での飲食代は全て会社持ちで楽しめたのは確かですが、
事務の道具代は完膚なきまでにケチるのに、社員旅行は奮発するんだ…。
といった考えが常に脳裏をよぎっていましたね。
社員旅行にかけるお金があるならその分給料やボーナスに補填してくれよ…
と、考えるのは無粋なんでしょうかねぇ。
⑥社員のバースデーパーティー・思い付きで7日後にBBQ
最後は『社員のバースデーパーティー・社長の思い付きで7日後にBBQ』
やはり2回目の転職先での話ですが、もはや「ツッコミどころしかない」です。
BBQは本当に約一週間前に社長が突如思い付き
●月〇日にBBQやるぞ!決まり!!皆準備しとけよ~。
って感じで決まり、あれよあれよという間に開催されました。
業務の予定もBBQに合わせてリスケされて、
どうしても調整できなかった予定は担当が責任もって対応=留守番か対応後に合流って流れでした。
退職した今なら言えますが、
マジで、何なんだ、この職場は。
唐突なBBQ開催や社員の誕生日祝いを会社全体でするのって普通なんですか?
こればかりは流石に意味がわからなかったです。
ちなみにバースデーパーティーの飲食代やプレゼント代、BBQにかかるお金は全て会社持ち。
在職中は私も一回プレゼントもらいましたが、嬉しさと同時にこうも感じていました。
事務社員の道具代や残業代もケチるし基本給は16万円だし
ボーナスに至っては夏も冬も10万固定なのに、
社員の誕生日パーティーやBBQの肉代・酒代は出せるんだぁ…。
(あれ。このセリフ、少し前にも聞いたような気がしますが…)
だって、社員旅行のくだりと同じような感想しか出てこないんだもん。
本っ当に「従業員満足(ES)」をはき違えているとしか思えません。
社長の『社員に尽くしてあげている俺様』感が透け透けで、思わず真顔になるやつですね。
社員が本当に求めているものが全く見えておらず、自己満足の塊でしかない。
これも一つの『ブラック企業あるある』なんですよね…。
【脱出法も紹介】あなたの職場がブラック企業だったら…
思いのほか長くなりましたが、以上が『私が体験したブラック企業の謎ルール・慣習』です。
誰がどう見てもブラック過ぎた…マジで15年間よく耐えたよ我ながら。
もしあなたの職場もブラック企業だったら、
『ブラックな環境に気づいた時点でその場から即座に逃げること』を強く勧めます。
なぜなら、ブラックな環境は長く居続けるだけで心身だけでなく
「正常な判断力」も削られる一方だから。
『ブラックな環境=異常』だと思えなくなり、限界を超えたとしても逃げることもできなくなります。
そうなってしまったら最後。その先に待っているのは破滅のみです。
うつや適応障害などメンタル疾患になったり、最悪ふらっと電車のホームに…なんてことも。
あなたの職場がブラック企業だったら…
「正常な判断力」があるうちに、別の環境に移ることが最善策です。
もちろん、置かれている状況はそれぞれで違うため簡単なことではありません。
まずは『今からできること』から少しずつブラック脱出に向けた行動を取るだけでOK。
例えば転職サイトに登録して求人を探すとか、自己分析してみたりね。
「自分だけでは条件の良い職場を見つける自信がない」ときは
転職エージェントに紹介してもらうのも良いですね。
私は30代中盤で3回未経験業界への転職を成功させていますが、
転職サイトもエージェントもフル活用でした。
これらサービスのお陰でブラック企業から脱出できたと断言できます。
実際に使って転職できたサービスも載せていますので、こちらの記事も是非どうぞ。
ブラック企業の数だけ謎ルール・慣習がある【まとめ】
お疲れ様です。最後まで読んでくださりありがとうございます。
記事をまとめている時、しんどかった時期を思い出しムカついたこともありましたが
文字に起こし改めて「こんな腐った環境から抜け出して大正解!」と心から思えもしました。
読んでくださっている方の中で
「うちの職場の方がヤバい!」「もっと謎なルールがある」方がいらっしゃったら、
X(旧Twitter)かお問い合わせフォームから教えてくださると嬉しいです。
著者が「これは!」と思ったエピソードはこの記事に掲載しますので、
載せても大丈夫かどうかも教えてください!
それでは当記事はここまで。お疲れさまでした!
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